補助金申請だけのお手伝いは、お受けできかねます…申し訳ございません。
いきなり、とても生意気なタイトルの記事で、申し訳ありません。
ただ、「ものづくり補助金」第2次募集分の採択発表直後、今がちょうどいい時期かなと思い、補助金がらみのお手伝いをさせていただくにあたっての、私なりのスタンスを述べさせていただくことにしました。
ただし、これは、あくまでも私なりの考え方であって、決して、現在、たくさんいらっしゃる「補助金申請支援」を業としてアピールなさっている方々をどうこう申し上げるものではありませんので、予めご了解をお願いいたします。
現在のところ、私が認定支援機関として、補助金の申請にあたってハンコを押す、ないしは、それに関する事業計画の策定のお手伝いは、その案件が、以下の条件に合致していると判断できる場合のみとさせていただいております。
1.補助金申請時だけでなく、採択後も継続して、私、ないしは、私の信頼できるパートナー(信頼できる、他の認定支援機関さん・専門家さん・金融機関関係者&商工会議所等公的支援機関等)が、その事業の実現に向けて、なんらかの形でしっかりフォローできる案件であること。
2.仮に補助金がなくても(ex.規模を縮小してでも)、その事業遂行の意欲と決意をお持ちの方の案件
3.その他、上記1,2に準じる方の案件
反対に、下記に該当すると思われる案件については、お断りさせていただいております。
1.明らかに、補助金のみ狙い(事業は、補助金ゲットのため)の案件
2.私への期待が、「補助金ゲットノウハウ」や「認定支援機関としての印鑑」や「代書機能」がメインであると感じられる案件
3.事業遂行にあたっての姿勢に、私が共感を感じれない方の案件
4.その他、上記1~3に準じる方の案件
確かに私は、今年に入り、決して多くはないものの、単なる個人の認定支援機関としては、それなりの数、補助金申請にもからむお手伝いをさせていただいています。
創業補助金については、第1回目2次募集1件(認定支援機関名:金融機関)、第2回目1次募集1件(認定支援機関名:私)、同2次募集2件(他の認定支援機関フォロー案件)、それぞれ採択となっており、第3回目の募集に関しても、本日現在で、第1次募集分4件のお手伝いが決定しており既に業務を進めており、後半の第2次募集分のご相談も入りはじめています。
小規模事業者活性化補助金については、同補助金が、私のフィールドである“理美容サービス業を主体としたライフスタイルサービス業”にとって、実務的に、ほぼ使いものにならない補助金であり、その申請ありきの事業計画となりかねないことは、関与先さんにとってもマイナスとなる恐れがあることから取り組みませんでしたが(実は5月から準備を進めていて、2件、準備はほぼ万端だったのです…泣く泣く、事業者さんにご説明し、断念となりました)…、
一見、私のフィールド外とも思える「ものづくり補助金」についても、第1次募集では1件、つい先日発表となった第2次募集分では(採択案件一覧はこちらをどうぞ)4件、私が認定支援機関となった案件が採択されています。
製造業に関しては、私のフィールド外ですので、私が継続してかかわるより、他の専門家の方がお手伝いなさった方が、何より事業者さんのためになると思っていますので、お寄せいただいたご相談案件は補助金関係にかかわらず、これまでほぼ全て、信頼できる他の専門家の方にご紹介してきました。
この「ものづくり補助金」の計5件は、全て、過去10数年にわたり、おつきあいさせていただいてきて、信頼できるパートナー関係の案件です。少々個性的ですが(笑)、東大工学部出身の技術系コンサル業務を長くなさってこられた方で、非常に優秀な方です。この方が関わっておられる、あるいは、今後関わっていかれる案件なら、分野外の私ですが、多少ともお役にたてると思い、認定支援機関として捺印させていただいたものです(その方にご興味のある方は、ご連絡をいただければ、ご本人ご確認のうえ、ご紹介もさせていただけようかと思います)。
以上が私の補助金に関連するスタンスです。
聞きようによっては、ずいぶん生意気な上から目線の様に思われるかもしれませんが、そもそも、補助金に関係する関係しないにかかわらず、計画を策定しただけで、事業が立ちあがり、その価値実現に向けて進んでいくとは限りません。
補助金も、本来、受給することが目的ではなく、その事業を成功確率をあげるためのものであり、認定支援機関としての本来業務も、その事業の価値実現に多少なりともお役にたつことと、私は思っています。
したがって、補助金申請時のみのおつきあいは、原則、お受けできないということを基本姿勢としています。
本当に生意気なことで誠に恐縮なのですが、以上をご理解いただいた上で、尚、ご相談をご希望の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。お手伝いすることとなったからには、微力ながら全力を尽くして、取り組ませていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。