2014年 年頭にあたってのご挨拶
皆さま、あけましておめでとうございます。
旧年中は、たくさんの方々に支えていただきました。本当にありがとうございました。
未熟者ですが、本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
本年は、下記、ご提供業務を3本の柱として明確に位置づけ、その質の向上に取り組んでまいりたいと考えています。
1.創業のお手伝い
開業率の向上は、国策においても、本年の重要課題のひとつとされています。私は中小企業診断士の一員、診断士とは、本来、こういった公共の課題解決に貢献することが、その重要なミッションのひとつであると考えていますし、また、私のこれまでの実務経験を十分活かすことができる分野であるとも、考えております。創業計画の策定支援&実行支援に、積極的に取り組んでまいりたいと思います。
創業計画策定支援は、単なる計画という文書づくりではなく、事業コンセプトの確立・明確化、ビジネスモデルのブラッシュアップも含みますし、その実行支援においては、必要であれば、たとえ限定的ではあっても、財務面のフォローにも踏み込みたいと思っています。
その過程で、該当する案件であれば、認定支援機関として、創業促進補助金等の公的支援施策の活用もお手伝いさせていただきます。尚、そのお手伝いは補助金申請代行業務ではなく、あくまでも、一連の創業支援のプロセスの中でのものとして位置づけられる案件のみとさせていただきます。
2.経営革新支援
ここでいう「経営革新」とは、国の施策にある「経営革新計画」に限定するものではなく、既存事業者による新規事業の立ち上げ、マーケティング力・組織力・財務力の向上等、広義のものです。
その過程においては、活用できる公的施策があれば、積極的に活用してまいりたいと考えております。これら、公的施策の浸透・活用支援も、診断士としての大切な仕事のひとつと考えているからです。尚、本年は、国の目玉施策として、商業・サービス業にまで対象が拡大された(という)「ものづくり補助金」があげられています。具体的内容は要項が発表されてみないとわからず、場合によっては、昨年の「小規模事業者活性化補助金」の様に、商業・サービス業にとっては非常に使いづらい、いえ、実質的にはほとんど使えない代物である恐れも否定はできませんが、もし、本当に商業・サービス業にとって使えるものであった場合は、創業補助金同様、積極的にお手伝いさせていただきます。尚、お手伝いを受託させていただく案件方針は、創業促進補助金と同様とさせていただきます。
3.経営改善計画・事業再生計画策定支援
認定支援機関の本来業務として、全力で取り組まさせていただきます。
これまで、リスケ等条件変更、ないしは、その継続にあたり、これら計画の策定を現実的に求められるケースは、どちらかというと債務額の大きいものが中心となっていた感があります。結果的に、どちらかというと設備投資等の関係もあり、借入総額が大きくなりがちな製造業が多く、中小・小規模事業者の比率の高い理美容サービス業等ライフスタイル型サービス業は、さほどではなかったというのが実態でしょう。
しかし、今後はこの状況は大きく変わってくることが確実な情勢、いえ、既に変化は進行中と感じています。きちんとした計画をたて、そして、確実に実行、かつ、成果を出していかなければ、退場せざるをえない場面も十分ありうるでしょう。
この経営改善計画・事業再生計画策定は、現在20,000近く認定されている「経営革新等支援機関(認定支援機関)」の本来業務のひとつなのですが、その20,000のうち、理美容サービス業をはじめとしたライフスタイル型ビジネスを主対象とし、また、現場での実務経験を裏付けとして活動している認定支援機関は、正直、全国的にも極めて少ないというのが実態ではないかと推測されます。全国には、美容室だけで23万、理容室だけで13万あります。これに、エステ等を加えると、その数は膨大、市場規模も巨大なものになっています。その巨大さと、この分野を主対象とした認定支援機関の数、とりわけ、計画策定時には事業部分の支援を担うことが期待されている中小企業診断士の数との極めて大きなアンバランスに対しては、10年以上にわたり、その業界の一員として現場で実務を経験してきた者としては、危機感すらおぼえるところです。私が一昨年、この認定支援機関制度がスタートして早期に認定支援機関となったのも、それ故です。
これら3本の柱の質の向上を図るため、下記ツールの積極的活用と、精度向上に取り組んでいきます(詳細省略)。
①繁盛店になるための魔法のクエスチョンシート
②同ヒアリングシート
③Business Model Canvas
④TCMMシート
⑤感動ストーリーテリング
これらに加えて、今年は、店舗スタッフ・組織活性化分野の具体的プログラムの整備・ご提供にも取り組んでまいりたいと考えております。具体的には、現在のところ、従来活用していた交流分析(TA)、それと、今後研究していきたいと考えているプレイバックシアターのエッセンスを取り入れた、スタッフ間コミュニケーションの向上を図るためのものをイメージしております。
今年一年、皆様の事業が繁昌なさいますよう・・・
それでは。。。