フレームワークについて
6月10日~11日の丸2日間、認定(経営革新等)支援機関対象とした研修に参加してきました。
認定支援機関という制度は、元々は、金融円滑化法終了にあたり、経営改善が必要な中小企業をしっかりバックアップすることを主目的として誕生したという経緯があり、そういう意味では、「中小企業の事業再生・経営改善」力を有していることが本来の必須要件ですが、この「中小企業の事業再生・経営改善」を、業務として経験してきた認定支援機関の比率は正直さほど高いものではないと思われ、また、その関与度もマチマチです。
実際、全く経験のないに等しい支援機関も少なからずありますし、私にしても確かに、当事者としてその分野に取り組んできた経験、支援者として取り組んだ経験は有しつつも、その規模を超える案件や製造業の案件は正直得意とするところではなく、一口に「認定支援機関」と言っても、かなりバラツキがあるのが実態、制度が所期の目的を実現するためには、認定支援機関全体の「事業再生・経営改善」能力の底上げも重要な課題となっています。
今回の研修は、その一環として実施されたものです。
研修の中で、例によって、SWOT分析や3C等のフレームワークの紹介がありました。
こういったフレームワークを使うにあたっては、絶対に間違えてはならないことがあります。
それは…フレームワークで解決できる課題は、全体のホンの一部でしかないということです。
もちろんフレームワークが役に立たないということではなく、いいものなのですが、効果を発揮するのは、チェックとか仮説の検証時であることが多く、それで新たなビジネスアイデアや斬新な発想からの課題解決策は生まれることは稀と考えた方が、実務的です。
特に、理美容サービス業では…。
正直…私は、ほとんど使いません。正確に言うと、使わないというより、考え方のエッセンスだけ頭に入れておいて必要であれば適時引っ張り出す程度です。まともに使うのは…正直言うと、金融機関さん等用の事業計画書を策定する時ぐらいかな~なんて思ったりすることもあります…(笑)
私が今、診断士試験を受験し直したら…限りなく100%に近い確率で、不合格でしょうね(笑)。
関西は今日も猛暑、負けずに元気に頑張りましょう!