平成25年度補正予算-創業促進補助金について
このところブログ更新頻度があいていて…(汗)
さて、平成24年度補正予算分創業補助金第3回第2次募集分の審査が現在行われていますが、今年分の「創業促進補助金」について、あくまでも私見ながら少し…。
まず、一部に、「(平成24年度補正予算)創業補助金第4回募集があるかも」という見方があるやにお聞きしますが、私はないと思います。
というのは…さる方面からお聞きしたところによると、どうやら、第3回第2次募集に応募された案件数は、全国的にみて、第1回第1次~第3回第1次募集の総合計(6400件弱)を上回っているようです。
一方第3回第1次までの採択数合計は、4,174件、第2創業や海外展開分もありますので、単純に1件当たり申請金額を250万円と仮定すると、既に100億を超えています。
聞くところによると、第3回第1次募集分あたりから、色々な意味で、「ちょっとそれってどうなの?」という案件も増え、一部、いわゆる補助金申請代行コンサルタントさんの中には、問題となりそうなものもあるようで、中小企業庁からも、注意喚起の呼びかけがなされたのは記憶に新しいところです。
こういった状況、そして、予算総額が200億円ということ、それと、既に1月末であり、25年度補正予算も来月上旬には成立させようという動きからすると、第4回目の募集は、まず考えられない、そればかりでなく、第3回第2次分の採択率も、従来と比較して、グッと落ち込む(30%台、場合によっては20%台)可能性は非常に高いと、私は考えています。
で、事実上の次回は…平成25年度補正予算分「創業促進補助金」となるでしょう。
時期的には、補正予算であることから、3月中にはスタートせざるをえないことから、補正予算案が成立後、さほど間をあけることなく募集開始になることは、確実と考えていいと思います。
その募集内容ですが…
一部には、「多少従来とは内容が変わっても大きな変更はないだろう」として、既にセミナーや説明会を開いて、案件獲得営業活動をはじめていらっしゃる会計事務所さん等認定支援機関をお見受けしますが、私は、大きく変更となる可能性は十分あると考えています。
その最大の根拠は、今回は予算総額が44億円、しかも、「市町村と…創業支援機関…」という昨年は見られなかったものに対する補助も含めてであり、事実上、24年度分の5分の1程度の予算額となっていることです。それに、24年補正分第3回で問題となった点を加味すると…
まず、対象者はグッと絞られる等、応募要件は厳しくなる可能性は高いと予想しています。
具体的には…24年度分は、既に事業をしている方でも、従来事業とは全く異なる別の新たな事業であった場合、創業とみなされるケースがありうる等、対象者が広く設定されていましたが、これが純粋な創業者に限定されると予想しています。
それと…24年度分にあった採択基準の「独創性」が、より本来の「新規性」に比重が移ることも予想されます。
さらに…採択基準があがることも、頭においておいた方がいいと思われます。
それと、これはとても大切なことと思っているのですが、「認定支援機関が、計画策定時はもちろんのこと、その後もどうかかわって、どう支援していくか」は、重要視されていく方向性であることも、まず間違いないことと思われます。
お上が掲げる「”1万件の創業”と逆行するのでは?」とお感じになられるかもしれませんが、その主体となる一般的な創業に対する支援策の比重は、融資制度等に移行、補助金においては、補助金で支援するに足る案件に絞るというスタンスがうかがえるのではと、感じています。
少なくとも、昨年後半急増したと言われている「申請代行コンサルタントさん」にとっては、あまり旨みのない、場合によっては、ビジネスとして成り立ちづらい補助金となる可能性は、少なからずあるように感じています(笑)。
まあ、言ってみれば…本来の補助金の姿になっていくということかと。
で、そんな中で、創業を予定し、この補助金への応募も検討されている方は、今、どうすればいいかというと…
当たり前の話でしょうが、1日も早く準備を始めること、
そして…ご自分とあう認定支援機関と、早く出会うことなんでしょうね。
それでは!