2月28日募集開始?創業促進補助金
経済産業省のホームページ内、最新更新内容によると…
創業促進補助金の募集が、2月28日~6月30日となっています。
なるほど、予算が昨年創業補助金の5分の1になっていることもあってか、6月までに募集を終えるということですね。
とすると、第1次募集が2月28日~3月31日、第2次募集が5月末~6月末という感じでしょうか。
巷では、各地で、この補助金の説明会開催の案内が公的・私的を問わず流れているようですが、あくまでも私の個人的な見解ですが、このH25年度補正予算創業促進補助金は、昨年H24年度補正予算創業補助金と同様に考えることはできない、全く別物と考えた方がいいと思っています。
詳細は、来週にも発表になるであろう要項を確認しないとなんとも言えませんが、可能性としては、少なくとも下記の点が考えられるかなと推測しています(あくまでも推測です)。
1.応募可能対象者が、グッと絞られる?
昨年ver.は、創業補助金といっても、まっさらの、一からの創業者だけでなく、個人事業主→法人、個人事業主or法人経営者→全く別事業の開始 でも、時には、創業とみなされるケースもありました。そのことが、一部における「???」案件を増加させ、第3回(特に第2次)募集時の申請数の急増の一因となった可能性は十分あると考えています。このことを排除するためにも、また、予算の関係上も、今年ver.は、開業届も出していない、法人設立もしていない、本来の創業者のみが対象となる可能性は高いと思いますし、私も、その方がいいと思います。
2.採択基準が高くなる?
昨年ver.は第1回目が80%台、2回目が70%台、3回目1次が50%台となりました。3回目2次は、発表を見ないとわかりませんが、おそらく30%台、場合によっては20%台?と予測しています。そこからしても、また、予算からしても、採択基準が上がるものと予測するのは、ごく自然のことと思われます。
具体的に考えられる方法は二つ、ひとつは事業内容の質、例えば、新規性・革新性の比重アップ。もうひとつは、採択点数(点数評価としたら)の引き上げ、あるいは、その両方かと。一言でいうと、税金を使って支援するに値するレベルとみなされる事業の創業のみを対象とするということでしょうか。
したがって、ともすると、前年ver.ではわりと採択されやすかった従来型業態・事業に近いものは、よくよくご自分の事業内容を考えないと、採択されづらい可能性もあるかなと思っています。ましてや、「○○スクールを出たので開業」レベルでは、そうそう簡単にはいかない(現実の商売という意味でも難しいでしょうが)のでは?と予測しています。
よくよく練られたとんがったコンセプト、既に入念な準備、そして、それを可能とするご本人の固い決意とリソースがある方だけが、その狭き門をくぐれる…そんな補助金になるのかな~と感じています。
尚、この採択基準を探る上でも、間もなく発表予定の昨年第3回第2次分採択結果は注目されます。私はこの第3回第2次では、複数地域にまたがって11件、認定支援機関としてその創業計画の立案をお手伝いしましたが、そのうち、どれとどれが採択されたかは、ご本人様方には大変失礼なことかもしれませんが、正直、今年ver.の感触を探る上で、とても有効なのかなと思っています。ま、私的には、11件とも、手ごたえは十分だったのですが…(笑)
3.前年ver.にはなかった、新たな要件が付加される?
可能性として考えられるのは…面接審査の実施でしょうか。昨年ver.では、認定支援機関のみならず、自称・他称問わずのコンサルタントさんが、その申請にかかわられたようです。その中には、一部、「これって問題でしょ?」というケースもあったやに、小耳にはさんでいます。特に、第3回募集時。これを防ぐ有効な手立てとして面接審査があるとすれば…可能性は否定できないところかなと。
あと、その他の補助金にもちらほら見えている、「雇用効果」要件の登場もありえるのかなと。ただし、これはあくまでも、プラス評価要件かとは思いますが。
その他にも細かなところはいくつか予測していますが、いずれにしろ、今回は、「より本気の創業者」を支援するものとなることは間違いないところですので、私も、その中での、よりしっかりした活動を心掛けなくてはと、今、考えています。
では!