おはようございます。
今日は小規模事業者持続化補助金の到着ベースの締切日。
聞くところによると、各会議所さん、商工会さんには、案件が殺到した模様。
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ただでさえ忙しい年度末、しかも、事実上、ほとんどの専門家制度が年度末で動きづらい空白期間で、外部の助力があまり期待できない中、各会議所・商工会の皆様方は、本当に大変だったことと、お察しいたします。
お疲れ様でした~!
さて、はたして、全国で何件の応募があって、何件採択されるかは結果をまたないといけないですが、2次は早速今日から、5月の2次締切にむけ、しっかりした内容の計画をつめる必要があります。
1次で既にかなりの応募数となっていることから、一部、「よほどの革新的事業じゃないとダメだろう」とか、「画期的販促策じゃないと」とかの声が、支援側からも漏れ聞こえてきますが、私は審査する立場じゃありませんので、あくまでも個人的意見ですが、要項を見る限り、高い革新性や画期的という要素は、どこにも見当たりませんし、その観点は、この制度の場合、少しピントがずれているような気がします。
この制度で求められているのは、
「キチンと今の事業状況を分析した上で、自身のどんなリソースを使って、どんな市場のどんなニーズにフォーカスして新たに獲得していくか、その方向性を明確にして、どうやってそれを実現していくのか、具体策を明らかにしてねー」
のシナリオであり、「その妥当性、明確性、効果性、そもそも、しっかり考えているか等を主に見ますよー」という可能性は高いのではないかと思われます。
この補助金ができてきた背景も推測すると…。
いずれが求められているかは、1次の採択結果を見ればある程度読めるでしょうが、実務家としては、それを確認してから動くのでは遅いでしょう。支援者側が、このいずれのスタンスで次回2次に臨むかは、事業者さんにとって小さからぬ影響を与えると思います。
私は商工会議所・商工会職員ではありませんが、さりとて、お世話になる機会も少なからずありますので、私としても、こころしてかかりたいものと、気持ちを新たにしている朝です。
計画というものは、書面化するしないにかかわらず、そもそも補助金があろうがなかろうが、考えるべきこと、やるべきことでしょう。
「補助金が契機になり、業務に忙殺されている日常からちょっと距離を置き、新鮮な視点から自社の今後を考えることができた、今後もそうします」
となることが、この補助金制度の、実は、最大の狙いと推測しつつ、多少なりともお手伝いする案件があれば、取り組んでいきたいと思います。