小規模事業者持続化補助金-何を書けばいいの?
くどいようですが…私は補助金コンサルタントではありません。
だから、それらの方々や、補助金関連支援をご自身から訴求なさっている方々と競うつもりはありませんし、ましてや、それらの方々の活動をどうこうとも思っていません(ただし、ごくごく一部のケースで、「いくらなんでも、ちょっとそれはどうなの?」と思うことはありますが)。
それと、これもくどいようですが、ここで述べていることは、あくまでも、私の個人的見解ですので、私自身のピントがずれている場合もありえます。
どうぞ、これらのことは、これからもぜひご了解の上、今後とも、当ブログをお読みいただけますれば、幸いです。
さて、本題、持続化補助金で求められている経営計画書・事業計画書、「いったいどんなことを表現することが求められているか」ですが…。
要項、特に、P24「審査の視点-2加点審査」を見て、かつ、いろいろなことを勘案しての、私なりの結果ですが…(くどい!)
●新規開拓営業策ではありません!(結果的にそれが計画の一部となることはあるでしょう)
●画期的販売促進策ではありません!(同上)
●あなたの事業の新規性・差別性・社会的意義ではありません!
●中期経営計画(の類)ではありません!
もちろん、これらは、経営上大切なことばかりですが、この持続化補助金の計画において、「抜かしてはならないこと」ではありません!
では何が必須か…
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な~んていうのが、よくあるパターンなんでしょうが、冒頭述べましたとおりですので、言っちゃいます。
それは…
●あなたの圧倒的USPはなんですか?
●その圧倒的USPで、どんなお客さんにとっての価値が生まれているのですか?=真のUSPはなんですか?
●その真のUSPを使って、今とは別のフィールドで、新たな顧客価値を創造できるのではないですか?
●あるいは、お客さんが価値として認識しているとうかがえる、あなたが予想外の利用シーンがあるのではないですか?(絞って深掘りできる、今まで気づかなかったような顧客層があるのではないですか?)
●発想を柔軟にして、知恵を絞ったら、そういった「顧客の塊」が見えるんじゃないですか?見えたなら、その発想、知恵はどんなものですか?
●では、その「顧客の塊」に、ピンポイントでアプローチし、その新たな顧客価値を届けるには、どんな具体策が必要ですか?アイテムの開発は必要ですか?どんなアイテムですか?広報も必要ですよね、どうやって広報しますか?etc.
といった質問に対する回答だと思います。
で、おそらく、支援者側に求められているのは…
●本人が圧倒的USPと思っていても、それが真のUSPとは限らないです。自分のことは自分では見えづらいもの、しかも、どうしても提供者の観点からのものになりがちです。だから、第三者の客観的な立場から、顧客視点で、真のUSPを見つける手伝いをしてください。
●その真のUSPを使って、新たな顧客価値を創造できるフィールドのヒント・切り口を、柔軟な発想で、アドバイスしてあげてください。
●そのフィールドへのアプローチ、価値提供の実施にあたって、商工会議所・商工会の機能をフル活用して、それを助けてあげてください。
ということなのではないかと、私には思えてなりません。
ネ、「経営計画の書き方」、「申請のポイント」レベルでは対応が困難ではないですか?
まさに…事業者さんと一体となって取り組む必要があります。
少なくとも、その事業者さんの営業現場に可能な限り近づかないと、計画すらかけない可能性がありえます。
今までの補助金とはかなり異質の、レベルの高い、でも、とても効果的な本質的支援策じゃないかなと、感じています。
以上、今回は結構大胆な個人的見解でした。
では。
PS.ビッグニュースです!委託費・外注費の、50%以下規定が削除されました!これで、応募可となる事業者さんは、飛躍的に増加する可能性があります。詳細については、機会があればまた。。。