ビューティビジネス・プロジェクト結成の準備中です
おはようございます。
実は今、一般社団法人大阪中小企業診断士会内で、ビューティビジネス・プロジェクというものが結成できないか準備中です。
実現にあたっては、理事会でご承認いただく必要があるのですが、今は、その前段階です。
前段階、したがって、メンバー公募前なのですが…
大変心強い、しかも、実にバランスがいい顔ぶれの方々から設立時メンバーとしてのご賛同、ないしはお問い合わせを続々いただいています。
ありがたいことです。…
ビューティビジネスは、理美容室・エステサロン・リラクゼーションサロン・ネイルサロン・アイラッシュサロン等のビューティサービス業だけを合算するだけでも、市場規模は3兆円を優に超え、事業所数は40万近くにまでなっていると思われます。巨大な、しかも、国民の日々の生活に溶け込んだ、心の豊かさを支える重要な産業です。
事業所数40万近く…ちなみに、2014年中小企業白書によると、我が国の中小企業者数は385万、小規模事業者数は334万だそうです。40万近くのうち、業態の性格上、おそらくそのほとんどが中小企業、それも小規模事業者で、多店舗展開事業者分を考慮しても、おそらく全中小企業者数、あるいは全小規模事業者数のうち、ビューティサービス事業者は10%近くを占めているとも推測できます。これがお店ビジネスに占める割合となると…かなり重要なポジションを占めているであろうことは、容易に推測できます。
加えて、これまた業態の性格上、女性オーナーのサロンは多く…女性の活躍が政策的にも後押しされている中、産業としての重要性は益々高まっています。
全中小企業者(or小規模事業者)数の10%近くです…すごい比率だと感じるのは、私だけでしょうか?
しかし一方での現実ですが…近年、これだけ中小企業・小規模事業者施策が拡充する中、はたして、ビューティサービス事業者がそれら施策を活用できている比率はどの程度でしょうか?
私には、日々の実務感覚上(10年間のビューティサービス企業経営陣としての経験も含め)、1%程度、いや、ひょっとしたら0.1%すら切るのでは?と感じざるをえません。
これは、ビューティサービス事業者側にニーズがないからでしょうか?
いえ、そんなことは断じてありません。
それでは、今年創設されたよろぞ支援拠点をはじめとして各自治体系支援機関・商工会議所商工会等公的支援機関さん、それと何かと支援スキームに関与する機会のある金融機関さんのご担当者が悪いのでしょうか?
いえいえ、中にはビューティサービス業を敬遠しがちな方はいらっしゃるであろうことは否定できませんが、全体としては、ビューティサービス事業者さんであろうが、ご相談が寄せられた際は、可能なご対応はなさるスタンスでしょう。
ところが、実態は…
今、総選挙が行われており、某党の公約の中には、「ものづくり・サービス補助金」や「小規模事業者持続化補助金」の継続・拡充をうかがわせる記載が見受けられ、中小企業・小規模事業者支援策が拡充となる可能性は高いと思われます。
個人的には、前者については“サービス業”との名前があろうとも今年の実態は製造業オンリーに近いものだった憤りがありますので、あまり期待はしていませんが、後者については、ビューティサービス事業者の多くが小規模である実態からしてもかなり期待してもいいのではないかと感じています。
ところが、今のような状況では、ビューティサービス業界は蚊帳の外となりかねない…
補助金に限らず、各種施策の活用において…
私たち中小企業診断士には、その資格制度誕生の経緯からしても、これら公的支援策の周知・活用支援が重要な責務としてあると私は認識しています。それからすると、こんな状態は、とても放置しておけないと、何かいたたまれない様な感覚がわきあがってきていたのです。
事業者さんは望んでいるのに、支援側も力を尽くそうとされているのに、
なぜ?と…
あくまでも仮説ではありますが、おそらくそれは、両者の接点=インターフェイス上に、いくつかの質的ミスマッチが存在するが故ではないかと、支援をうける事業者・支援を提供する支援者側の両方の立ち位置を経験してきた私としては、考えています。
そして…、第一線で活躍なさっている診断士の諸先輩方数名にご相談、そのお仲間の方々と共に、企画を進めることにしました。
現在のメンバーとしては、業態の性格上、女性診断士さんが主体となっています(実にオシャレな、ナイスガイの男性診断士さんも一部いらっしゃいます-笑)。
大阪でこのプロジェクトがスタートしかつ軌道にのった場合、同様の動きが全国各地で立ち上がる可能性は十分あると考えています。私としては、むしろそうなってほしいなとも願っていますし、もしそうなったら、各地のお仲間との連携もできたらステキ~と考えています。
これからご審議をお願いする段階なので(時期尚早等の理由で、残念ながら否決となる恐れもあるわけで)、まだ気が早い、あるいは、フライングだと叱られるかもしれませんが…
全国の理・美容室さん、エステサロンさん、リラクゼーションサロンさん、ネイルサロンさん、アイラッシュサロンさん、その他多くのビューティビジネス事業者の皆さま、お待たせしました!
理事会でご承認いただいた場合、その後、多方面の方々にお力添えをお願いすることとなろうかと思います。
診断士会内or外にかかわらず…
その節は、何卒よろしくお願い申し上げます。
下記の画像は、以前ご案内したブランディングの変遷に関するイメージ図の最新版です。
では。。。