「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」が発表になりました!
今年版モノ補助が、サービス業でまともに使えるかどうかを判断する重要要件のひとつ、
「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」
が、経済産業省から発表されました!(現物はこちらからダウンロードしてください)
今後、このガイドラインにそっているかどうかが、革新的サービスかどうかの判断基準になることでしょう。
当然、モノ補助に応募する際も、このガイドラインに準拠していることが求められるでしょう。
現時点で、基本的考え方を記述している第3章まで目を通しましたが…
ちょっとした衝撃を受けています。
特に、生産性向上式の分子にあたる付加価値向上に関するところ。…
●未だ満たされていない社会のニーズを掘り起こすべし
●誰に、どのような価値を、どのように提供するのか、コンセプトを確立し、それに基づき一貫させるべし(コンセプトファースト)
●仮説-検証-ノウハウ化のサイクルを回す過程を組みこすべし
これって…まさに、ベッピンさんプロジェクトがベースにしているデザイン思考そのものじゃないですか!
しかも…上記の考えをベースとして、その実現手法として10個の手法を列挙していますが(おそらくモノ補助応募の際は、その10個のうちどれに相当しますか?なんて☑をつけさせるのでしょう)、その中にある「ブランド」の定義に関するものとして、「顧客がサービス・商品の価値や品質を体感・実感でき…デザインコンセプト自体に顧客が価値を見出す」とありますが、これまた、ベッピンさんプロジェクトも依っている「ブランドエクスペリエンス」そのものじゃないですか!
ベッピンさんプロジェクトにフォローの風がふいている?
そして、具体的名称はあげられてはいないものの、サービスを組み立てるにあたっては、ビジネスモデルキャンバスやカスタマージャーニーマップ等デザイン思考ツールの有効性をうかがわせるような記述があちこちに…。
お上の考え方が、大きく変わってきていることがうかがえます。
当然、それにあわせて我々も、業務提供のあり方、基本的思考を適合させることが求められてくるでしょうね。楽しみな時代になりそうです。
尚、分母の効率化のところは…やっぱりITがポイントとされていますね、予想通りです。
この内容であれば、革新的サービスとして該当するものは、私が関係している企業さんの中でも、何件かありそうです。
残るは…
モノ補助の要項が発表されて、そこにある補助対象経費がどうなっているかですね。。。
おそらく、来週にも要項が発表され、募集が開始されそうな感じがします。