事業計画は、物語でデザインし、シナリオで語るべし!
みなさん、おはようございます。
小規模事業者持続化補助金第1次・H26補正版創業促進補助金の締切が終了、この1ヶ月間は、人生の中でも過去あまり記憶がないほどの超繁忙状態となりました。ありがたいことと思っています。
ベッピンさんプロジェクトの方も2ヶ月半ほどの間に、個別お手伝い案件だけでもざっと数えて20を超える案件をお寄せいただき、メンバー一同、益々意気が上がっています。
さて、補助金があろうがなかろうが、事業計画は、とても大切です。
なぜか…その最大の理由は、「事業計画を組み立てる過程で、自分の頭の中の事業を進めるにあたってのイメージが、より明確化され、形になっていく=実現に近づく」からですが、その点についてはまた別の機会にご説明するとして…
一方では、
「事業計画、大事だと思うけど、難しそう・メンドクサイ」
ということで、敬遠がちになる方も少なくないと思います。
そんな方に、特に、理美容サロンさんにおススメなのが、
「事業計画を物語でデザインし、シナリオで語る」
方法です。下の画像は、その方法のざっとのレシピ(創業計画版)です。
事業計画のフォーマットは、まず横において、この形でご自分のお店の繁盛ストーリーをデザインすると、あ~ら不思議、事業計画の軸ができあがります。
曲線は、感情曲線(物語の読み手or主人公=あなたorお客様)です。
物語は、大概、こんな感じになっていることがほとんどです。
水戸黄門しかり桃太郎しかり、ウルトラマンもセーラームーンもスターウォーズも。
曲線上にプロットされている項目は、物語の目次だと考えてください。
一旦、この目次に沿って物語のあらすじを考えて、肉付けをしたら…
今度は語るわけですが…
語るときには、必ずしも過去から未来に向けての時系列で語る必要はありません。
創業計画の場合は、むしろ、未来の姿からバックキャスティングする感じで語った方が聞き手が理解しやすいと思います。
というのは、創業計画の聞き手は多くの場合、左脳優位の方だからです。金融機関さんであったり、補助金審査員さんであったり、支援機関さんだったり…、「結論を先に言って!理由・背景はその後!」という思考プロセスの方々です(笑)。
だから、結論から先に言って、その理由・背景を因果関係でつながったシナリオの形で語った方が、伝わりやすいのです。
そして、その語りを、事業計画のフォーマットに落とし込むのです。
創業だけでなく、既にご商売をなさっている方の場合も基本は一緒です。
目次と、語るにあたってのシナリオ構成が若干かわるだけで、一旦、この曲線にそって「あなたのお店の繁盛物語」をデザインするという点では、まったく同じと考えていただいて結構です。
「ワタシ、物語なんてつくったことないし、とてもとても…」
大丈夫です!
お子さんに絵本や童話を語ってあげたことがある方なら、まずOKですし、それでも躊躇なさる方には、とっておきの方法もあります。
それは、水戸黄門や桃太郎やウルトラマンといった、誰でも知っているお話になぞらえて考えれば、「あなただけの物語」をデザインすることが可能です。
その段階では、書く必要はありません。「ICレコーダーで録音して自分で聞き直し修正する」ということを何度か繰り返してみてください。だんだん、素敵な物語になっていきます。
私も、そしてベッピンプロジェクトメンバーも、実際にこのプロセスで事業計画をデザインしていっています。
そのあたりを、4月6日(大阪)と7日(東京)、ビューティガレージさん主催のセミナーでお話させていただきます。
当日は、小規模事業者持続化補助金応募にあたっての経営計画・事業計画に落とし込んでいただくイメージでご説明いたします。
ご興味のある方はどうぞ、ご参加をご検討ください。
セミナーの詳細、ならびに、お申し込みは、ビューティガレージさんのホームページをご参照ください(こちら)。
では!