価値を伝える
美容と経営11月号に、とても興味深い事例がいくつか紹介されていました。
そのひとつ…。
ある美容室が、自店のウリである「特別な商材を使って頭皮や髪に優しい施術」が、はたしてお客様・見込み客に伝わっていたかと疑問に思われ、店前の看板に「髪と頭皮にやさしいヘアサロン」という一文をいれただけで、3ヶ月後には新規来店数が前月比237%、売上高139%、リピート率120%、店販購買率が260%となったという事例です。
オーナーご自身がおっしゃっておられるとおり、看板効果だけではないのでしょうが、かなりの効果があったことは事実なのでしょう。
とてもよくわかるような気がします。
この事例を見て、「そうか~看板が大切なんですね~」という理解の仕方はしないでくださいね、手段だけ真似ても、うまくいかないことが多いですよ(笑)。
現実は、お店側が思っているほど、自分達の価値はお客様に伝わっていないものです。特に、美容室をはじめ美容サロンの場合は、それが目立つ、せっかくの魅力・努力が本当にもったいないことと感じます。
美容室スタッフの求人誌を読んでいると、そのオーナーがどんな人生を歩んでこられたか、スタイリストさんがどれだけ純粋にお客様のことを思い、ものすごく努力しているか、とてもビビッドに伝わってくる記事がよくのっています。私など、時々感動して涙ぐむことなんかもあります。これなんかも間違いなく価値、しかも、究極の「ならではの価値」だと思いますが、不思議なことに、ホームページやパンフ類からはなかなか伝わってきません、というより、あまり語られていません。
自分達の価値を、ふか~くふか~く掘り下げて考え、きちんとお伝えする、それだけでも業績には大きな変化がある…そんなサロンはとても多いのではないかと、益々感じる今日この頃です。。。
みなさん、遠慮せずに、どんどん語りましょう!