トータルビューティ
トータルビューティをコンセプトの中に組み込むサロンは、近年多いと思います。
サロンの方向性を明らかにするという点においても有効な手段であることは間違いないところなのでしょうが、これだけ増えてくると、ややへそ曲がりのワタシとしては、若干気になることがあります。
それは・・・
「どうして、あなたのサロンはトータルビューティなのですか?」
という点が力強く伝わってくるトータルビューティサロンは、はたしてどれだけあるのでしょうか?
ということです。
「美容師は髪のことだけでなく、お客様の美をトータルにサポートするのが務めである」
という理由にも大いに賛成なのですが、さて、これって、美容師側の思い、場合によっては都合であって、お客様側から見た視点、少なくとも表現なのかしら?と感じたりするのです(この理念自体には共感していますので誤解しないでくださいませ・・・笑)。
お客様側からみて、同じサロン内でカット・パーマ・カラーだけでなく、ネイルもエステも受けた場合の価値を、きちんと深く考えていないと、お客様から見たら、単に「あれもこれもある」的な見方になってしまいがちじゃないか・・・そう思えたりします。
お客様にとっての価値は?
同じサロンで一度にできて物理的に便利だから?
お馴染みの美容室なら、ネイルやエステに対して今まで敷居が高いと感じていた方も、気軽にお試しができるから?
それとも、「こうこうこういう美に対する考え方・思想」があって、その考えに基づくと、お客様にとっては当店でネイルもエステも受けるのがいいというものがあるから?
さて、あなたの“トータルビューティサロン”はどれでしょう?
一度、あらためて深く考え直してみてもいいかもしれませんね。。。