まず、なんといっても、これまでも何度かご紹介している創業補助金ですね。
その第2回目の募集が、5月22日からスタートの予定となっています。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sogyo/2013/130513ChiikiKekka.htm
ということは、そろそろ、4月22日募集締め切りだった第1回目第2次募集分の採択事業が発表となるのでしょう。
聞くところによると、全国で応募が600件だったとか、仮に、うち7割が採択されて、上限200万の支給希望だとしても8億4000万円、予算総額200億円ですので、まだまだ予算枠はあいています。
第1回目の募集時、とても問題になり、私も大変苦労した地域金融機関の確認書ですが、まだ金融機関によってのバラツキはあるものの、おおよそ稟議の流れ等、体制は整いつつあるようで、一部、積極的に取り組んでいこうとなさっている金融機関さんもあり、事実、実際に私も現在、具体的案件について、某信金さん、およびその関係機関の方々と共に既に申請準備に入っています。
いよいよ、ここからの募集が本番というところでしょうね。
もちろん、補助金があるから創業するというのは本末転倒ですし、従来型の業種・業態のまま創業される場合は、審査項目となっているであろう独創性という点からは選定から外れる可能性は十分あるとは思いますが、それにしても、従来のベンチャー企業系施策の様な新規性・独創性が求められているわけでもないようですので、「もともと独立開業を予定していた」という方は、まずはご自分の事業が、この補助金に該当する可能性はないか、検討すべきと思います。
ちなみに…先日発表された第一次分の採択事業13件の中には、美容室の案件が1件ありました。参考までにご紹介しますと…、

事業テーマ名：『オーガニック系の美容剤に特化した美容室』
事業概要：パーマ液やカラー剤などの薬品に、多くのハーブを含む低刺激性の 製品を使用する頭皮にやさしいサロン経営。オーガニック系のシャ ンプー剤やトリートメント剤の販売。

事業の詳細はわかりませんが…「へ～」と感じられる方も多いのではないでしょうか？とても参考になります。

もうひとつ、「これは使えそう！」という新しい補助金が出てきます。
それは…小規模事業者活性化補助金。
http://www.pref.gunma.jp/contents/000233567.pdf#search=’%E5%B0%8F%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%80%85%E6%B4%BB%E6%80%A7%E5%8C%96%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E9%87%91′
こちらは、既に事業をなさっておられる方向けの補助金です。
詳細は要項が発表にならないとわかりませんが、小規模事業者が取り組む、新商品・新サービスの開発、販路開拓に対する補助金で、例示されている事業イメージからすると、これまた、従来の施策ほどの新規性・独創性は求められていない様です。
自社が小規模事業者に該当するかは、中小企業庁HPにある定義をご覧いただくとして、先日、中小企業庁担当課にお電話して確認したところ、どうやら、小規模企業ではない中小企業の子会社で、その子会社自身が小規模事業者に該当する場合は、応募できる様なご回答でした（これについては、要項発表後、再確認すべきとは考えていますが）。となると、現状でも、子会社を設立して、そこで別事業を行っていらっしゃる企業は少なからずあると思われ、その子会社が新商品・サービスの開発を企画している場合も、チャレンジするという手はあるかもしれません。
この補助金は、H25年度本予算に基づく事業ですが、予算が通りましたので、おそらく数日中には、その詳細が明らかとなり、早期の募集開始となると思われます。今までのケースだと、この手の補助金の募集期間は1ヶ月程度、ということは…要項が明らかになる前に、既に新商品・新サービス開発を予定されていた方はご準備をはじめられるのがベターと思われます。
尚、この補助金についても、例によって、認定支援機関が関係することが条件となっていますが、これが創業補助金の様な、事実上地域金融機関の関与を義務付けたものなのか、あるいは、「ものづくり補助金」の様に、それ以外の、私の様な認定支援機関の関与でもよいのかは、不明です。おそらく、後者ではないかなと予測していますが…。
この補助金に関しても、既に数件のご相談を私のもとにも、お寄せいただいています。

両補助金共、続報が入り次第、またご案内させていただきます。